スターライトシンドローム

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 北斗七星はいつも北極星を見ている。そんな北斗七星が北の空に見上げることができる田舎の商店街は出店が出て盛り上がっていた。そう夏祭りの時期だからだ。  商店街に作られた特設ステージの前には、汗かきな小太りのファンや体モノマネをしてそうなファン、サングラスのファンや、綿菓子を食べている子供と家族連れ、カップルなど、20人ぐらいの客が集まっていた。そのステージに、手にはアコースティックギターを持った七星が現れた。 「よぉ~! 」 「七星! 」 汗かきな小太りのファンと体モノマネをしてそうなファンが叫ぶ中、マイクの前に立った七星は話始めた。 「皆さん、今日はよろしくお願いします。シンガーソングライターの七星です」  ヒュ~ドンと上がった花火が咲き乱れて消えた後、夜空には北斗七星が北の空高く輝いていた。でも北極星はいつも同じ場所にいる。夢は変わらない。スターは逃げていかない。そんな北極星を北斗七星は真っ直ぐに見ている。 終わり
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