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「……公演開始まで時間あるみたいだからその辺散歩してくる」
体よく逃げようとしたフリルを、逃さないとばかりにラフタさんが頭をむんずと押さえつける。
「アンタは最後の調整があるだろ?あと勝手にいなくなったことを座長に謝ってきな?」
「……えー?」
フリルがラフタさんに対して抗議の目線を送るも、そんなものはお構いなしとばかりにフリルを強引にテントの中へと連れてっていった。
さっきも思ったけど豪快な人だなぁ……。
「そんじゃ開演まで時間あるからさ、オイラたちの練習でも見ながら待っててくれよ!あと二時間くらいだからさ!」
そんなこんなで俺たちは開演時間までダックスたちの芸の練習を見学しながら時間を潰すこととなったのだった。
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