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やばい!こいつ何する気だ!?
「そんなに身構えないでくださいよ、別に殺すつもりではありませんから。ちょっとだけ忘れてもらうだけですよ?」
「なにをだ!?」
「ゲームのことをですよ」
受付嬢に見送られて俺とフリルは教団を後にした。
「適当なことを言ってのらりくらりとかわされたな……でもあの支部長が犯人だってことは確信が持てた」
俺の言葉にフリルが小さく頷いた。
だが確固たる証言を得られたわけじゃないからな……もう少し確実な証拠というか証言みたいなものを得られないとギルドには報告できないな。
「よし、とりあえずエナたちと合流しよう。疲れてないか、フリル?」
「……大丈夫」
「それじゃあ歴史資料館に行くか」
そうして俺たちは、エナとテレアと合流するために歴史資料館に向けて歩き出したのだった。
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