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練習~よくわかるエナ先生の魔法講座~
きっちり食後のデザートを頂きエナの財布にダメージを与えてから、俺たちは食堂を後にし宿屋のエナの部屋に集まっていた。
今回はテレアの緊張をほぐすために仕方なくだからな?何も好き好んでエナの財政に負担をかけたわけじゃないからな?その辺はエナもわかっていると思いたい。
テレアはというと帰り道の時点ですでにウトウトとし始め、エナの部屋についた途端限界が来たようで今はエナのベッドを占領してすやすやと寝息を立てている。
なんでこんな可愛らしい子があんなわけのわからんズッコケ三人組に追いかけられてたんだろうなぁ……。
「ああ……やっぱり全裸になってたんですね」
「まあ現状それしかなかったしね」
寝ているテレアを横目にあの三人組との戦いの様子をかいつまんでエナに話していた。
うんやっぱりどう考えてもアレを戦い呼ぶにはあまりにもお粗末な内容だな。
「やっぱりちゃんとした戦い方を覚える必要があると思うんだよね。例えば剣術を誰かに教えてもらうとかさ」
「そうですよね……剣術を使える人に心当たりはあるんですけど、ちょっとおいそれとは会いに行けない距離にいるので」
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