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「ねえ。私も連れて行ってよ。」
明日の朝、この村から出て行くマイクにローリーは声をかけた。
「だめだよ。君にはお母さんがいるだろう?」
「いや…あなたと離れたくない。」
それを聞いた彼はポケットからコインを出した。
「じゃあこれで決めよう。君を連れて行くか、置いていくか。このコイン。よーく見てて。」
そういった彼はコインを指ではじき、空中に飛ばした。
そして落ちてきたコインをー、彼は飲み込んだ。
「これが明日の朝、僕の体から出てきたら君を置いていく。出てこなかったら君を連れて行く。明日の朝まで待っていて。」
彼はそう言い残して去っていた。
…なーんか思ってたのと違う決め方だな
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