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「明美、知ってる?どうやら徳永さん、他に恋人がいるそうだよ」
「ええ?本当に?」
「あんな二股、別れちゃいなよ。徳永さんと同じ学部の先輩に聞いたもん。間違いないって」
あの時の女性なのか?
余りの事に、私は身体が震えた。
そして何故だか怒りがこみ上げて来た。
恋人がいたからでは無い。
その事実を隠していた事に、腹立たしく思ったのだ。
それ以来、私は真一を避ける様になってしまった。
会ったとしても、話しが弾まない。
一緒にいる事が、苦痛に思えて来たのだ。
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