2話目  その次の。

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「あっ……あ、……」  思わず声が漏れた。  比べものにならない圧迫感に腰が逃げそうになる。でもそれを許さず両手で固定されて、下からぐいぐい突き上げられた。  汗が噴き出してきて肌が濡れる。委員長も苦し気に眉を寄せている。その激しさが愛おしくて、俺の体も委員長にあわせてぎこちなく揺れる。  るるるるるるる……  委員長の携帯が鳴った。  俺はうっすら目を開けた。携帯は床に落ちたカバンから飛び出していて、表示が見えた。  委員長の家からだった。委員長は完全に無視してる。 「いいの……?」 「今は瑞樹しか考えたくない」  携帯はしつこく鳴ったまま、俺も快楽に溺れてその音を忘れた。
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