星と滑り台

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「A組は片付け、もう終わったの?」 「さあ」 「絶対終わってないよ! おばけ屋敷でしょ?」 「そうだな」 「ぼけっとしてないで、戻りな! 終わったらジュース買ってあげるから」 「わかった」  いつものことだった。陽菜はあれやこれやと世話を焼き、そして俺は陽菜に言われたことをそのまま受け入れる。それは意識してのことではなくて、自然とそうなっただけのことだった。
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