1人が本棚に入れています
本棚に追加
それならば、今、進もう。陽菜に告白しよう。今は夜の10時半か。少し遅いけれど、きっと寝ていることはないだろう。陽菜に電話して、付き合ってくれと言おう。俺と陽菜はあれだけ一緒にいたのだ。きっと陽菜は今でも俺のことを。
よし。のんびりしていたら緊張してしまう。今、電話をかけるんだ。陽菜と話すのは卒業以来だから1年振りになる。突然の電話に陽菜は驚くだろうか。
俺は携帯をポケットから取り出してアドレス帳から陽菜の番号を。そして、受話器のボタンを押した。
最初のコメントを投稿しよう!