星と滑り台

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 陽菜と最後に会ったのは1年前。高校を卒業した時だ。  4年制の大学へと進学した陽菜の中に、俺の存在などもはや残ってはいないかもしれない。好きな人に連絡をとることすらできない俺に、どうしてそれを悲しむ資格があろうか。  おそらく陽菜は何らかのSNSを利用しているだろう。俺はそれを見ることができない。現実を知ってしまうことが怖いのだ。
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