あらすじ

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 地球とは違う別の世界、クラウスフィア。この世界は他の数多の異世界と繋がり、互いに影響を与えあって存在している。しかし突如として謎のゴーレムが現れ、異世界に繋がる橋が封鎖される。クラウスフィアとの繋がりを失った世界は、秩序を失い徐々に崩壊していく。異世界との繋がりを回復するため、クラウスフィアを守護する、バランサーと呼ばれる人々はゴーレムに対抗するが、未だ有効な手段は見つけられないでいる。  そんな中、バランサーの一人、エイトはハイヤとともに、クラウスフィアの地下深くに棲む古のグリロタルパを目指す。  彼らの目的は、独自に世界を行き来できる能力を持つグリロタルパを使って、ゴーレムに対抗するためのオーブを各異世界から探し集めることである。  エイトは、グリロタルパによって日本の双葉ヶ丘町に辿り着く。ハイヤを失い、ゴーレムに対抗できるエレメントを扱える、エフェクターと呼ばれる能力者を探し始める。  その頃、13歳の少女、前田晴と篠原みのりは、2人とも同じ日に双葉ヶ丘中学校に転校してくる。  今まで学校というものに通ったことがない晴は、期待に胸を膨らませていたが、不慣れな学校に右往左往したり、クラスの不良に絡まれたりなど、早速洗礼を浴びる。  一方、人見知りのみのりも、当初はクラスに馴染もうとするが、クマのぬいぐるみをお守りがわりに隠し持ってきていたことがクラスの不良にバレ、イジメられる。  ぬいぐるみは、みのりにとって幼い頃からの友達だった。しかしいつまでも幼い頃のままではいけないとの思いから、イジメられたのをきっかけに手放そうと葛藤する。そんなみのりの気持ちを認める晴。2人は打ち解けあって行く。  そんな折、クラウスフィアのゴーレムがエイトの持ち出したエレメントを追って双葉ヶ丘に現れる。ゴーレムに襲われた晴とみのりは、エイトと出会い、半ば成り行きでエレメントを託される。そして、エレメントの力で意思を持ったみのりのぬいぐるみに助けられつつ、オーブを探すため、2人は異世界へと旅立つことになる。
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