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「ち…、違っ…、ごめ、な、さ…っ、わ…、私っ、はっ、はじ…、め、て…、で…」
「えっっ??初めて…、って…」
彼が固まった。
そりゃそうだ。この年の女がまさか処女だなんて思いもしないだろうし、ましてや男のモノを受け入れた事が無いだけで、私の身体はSEXの良さを知っている。
ここまでの反応を見れば、普通に男を知ってる身体だと思うだろう。
それでも、この男は途中で止めることは無かった。
無遠慮で、それでいて繊細な手つきで私の身体に触れながら、腰を緩々と動かしている。
初めてだと言う私の様子を伺っているのだろう。
そんな所に、この男の気遣いを感じる。
けれど、彼の息遣いはその興奮度をも表していて、彼なりに必死に我慢してくれてる事が分かる。
けれど、ここで止めるなんて選択肢はお互いにない訳で。
彼が私の涙を無視して続けて終わるか、私が涙を止めて普通に続けるかの二択。
その時の私は、彼に丸投げした。
どうせ、タンポンやバイブにでも破られてる様な穴なら、そんなに価値はなさそうだし。
あ…、彩海さんとの最後の時を思い出して、また更にうるうると涙が溢れてくる。
私は、そのまま涙を流し続けた。
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