目覚めた時

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とりあえずオレは【チュートリアル】に今分かっているスキルについて説明を受ける。 『無限収納は文字通り物を無限に収納出来て持ち運べるスキルだよ』 ってことはスキルがなければ制限があるってことか 『そうだね、普通なら20種類ぐらいで一種類あたり25個が限度かな。 更にいうなら大きい物ならさらに制限かかる感じかな』 それが制限なしに無限に持てるとなると、だいぶ便利だなこのスキル。 『次に鑑定だけどこれも文字通りだね。 onとoffの切り替えがあって、切り替えるには鑑定スキルonもしくはoffって念じればオッケー。 試しにやってみたら?』 確かに習うより慣れろっていうしな、ものは試しだ。 『鑑定スキルon』 辺りを見回してみると小さいけれど結構な数の画面が出ていた。 ってか周りの草ってアイテムだったのね。 んっ?アイテム名の下に髑髏マークついてるけどこれ何? 『そのアイテムが毒をもっているってマークだよ。 ちなみにその…ポロっていう毒草はね草本体にも毒があるけど、花粉も普通に毒だからね』 えっ?めっちゃ満開なんですけど、オレやばくないっすか? 『大丈夫だって、毒無効スキルあるでしょ?だから平気。 ってかなかったらとっくに毒でやられて死んじゃってる』 そういや毒無効あったわ、ってかあってよかった毒無効。 ついでだし、無限収納の方も試しとくか。 オレはポロの花を二・三本摘んでみた。 収納の仕方わかんないんですけど…【チュートリアル】さ~ん 『ハイハーイ、収納の仕方はアイテムをもった状態で収納するって念じればいい。 出すときは、ステータス画面を開いてアイテム画面にして選択すればオッケー。 複数出すときは何個ってイメージしながら選択すればいいよ」 【チュートリアル】の説明通りに何度か練習してみる。 今は多少手間取るけど、慣れればスムーズにアイテムの出し入れが出来そうだ。 『とりあえずの説明はこんなものかな、これから先わかんない事あったら遠慮なく聞いてね』 分かった、【ブローノ】ありがとう 『【ブローノ】?』 お前の名前、【チュートリアル】って呼びにくいからな。 『そっか…【ブローノ】僕の名前、なんかうれしいな』 思ったより喜んでもらえた、説明受けながら真剣に考えたから喜んでもらえてよかった。
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