プロット3

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プロット3

水中から見たガイライの本拠地は巨大な宇宙船そのものだった。 ナオキはやはりガイライは宇宙人だと思うが、エンドーから人類の方が後からやってきたと知らされる。 元々住んでいた先住生物が、ガイライを送り出している者たちで、エンドーもその一人だと言う。 外見が人間そのものなので、ナオキ達には信じられない。 本拠地の宇宙船はかつて人類が乗ってきたもので、不時着したものを利用している。 不時着した時に乗組員は全員死んでいた。 エンドーの話が大きすぎてナオキ達には理解できないまま本拠地にたどり着いた。 本拠地の中も人間でいっぱいだった。しかし、エンドーが言うにはすべて中身は先住生物なのだ。 エンドーに一人の男が近づくと何やら文句を言ってきた。 彼は先住生物内では反人類派で、共存派のエンドーとは対立している。 どう見ても人間同士のやりとりにしか見えないナオキ達は混乱する。 個室にてエンドーは証拠を見せる。エンドーの身体から離れた半透明の先住生物の正体を見てようやくナオキ達は納得した。 彼らは電気生物であり水に弱い。人類によるテラフォーミングによって海が作られて住処を追われたのだ。 それでも共存共栄を望むのは身体として使っているエンドーの影響だ。彼らはテラフォーミング計画において最期まで先住生物を尊重する立場だった。 しかし、真に共存共栄するには人類がテラフォーミングの際に奪い去った先住生物にとっての王様的存在を取り戻してからだ。 長年にわたり探していたが、最近になって居場所がわかったのだ。 ナオキのカメットを父達が回収、封印したことで発覚した。 封印された場合のすぐ近くにいるとカメットに隠された機能で探し当てたのだ。 場所はトウキョウのツインタワーの最上階。 反人類派もこれを知り近くトウキョウへ総攻撃を仕掛けるつもりだ。 反人類派よりも早く奪還できれば理由がなくなり総攻撃を止められる。 すでに本拠地内の工事では大型ガイライの生産が終わろうとしていた。 ガイライには先住生物が取り付き動かしてる。大型ガイライには反人類派の先住生物が取り付く。 取り付くが、本体が消えるわけではない。体の一部をコピーしているのだ。
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