拒絶

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拒絶

翔太に唇を吸われ、僕の中を硬いモノでかき回され、翔太の腹筋のついたお腹に僕の性器が擦られて、僕は翔太に強くしがみつくと、腰を震わせて白濁を吐き出した。 直後に翔太が低く呻いて、僕の中に温かい精液が注がれる。それにさえも僕は震えて、掠れる声で、何度も翔太の名前を呼んだ。 その日から、翔太の部活が休みの日や早く終わった時などに、僕の家で何度もセックスをするようになった。 僕は翔太が好きだったから、身体を繋げれることがとても嬉しくて幸せだった。 翔太も、男の僕を抱くなんて嫌だったらしないはずだ。こんなに何度も抱いてくれるのだから、もしかして好きでいてくれてるのかも…と、自分の都合のいいように思っていた。 でも、この名前のつかないあやふやな関係が長く続くわけもなく、夏休みが終わる頃に、突然終わりを迎えた。 翔太から、「もうこんなことは止めよう」と告げられたのだ。 ーーえ、なんで?僕のこと、好きじゃなかったの?好きじゃないなら、なんで男の僕を抱いたの?性欲処理のため?そのためなら、男でもよかったの?     
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