エピローグ

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 だけど、こうしてボールに触れていると、不思議と純平を近くに感じる。離れていても、バスケットボールが、二人を繋げてくれる。そんな気がした。悔しいけれど。 「やっぱり、バスケットボールなんて、きらい」  飛行機雲の下、そう呟いて、優衣は笑った。 (了)
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