03 第一話

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(スタジアムの場面、もう生徒たちが集まっている) 実況:朝に続き、もう二連戦! バトルバカ! 夏音遊バーサス!    二学年のクラス委員長! 白山弥彦! 解説:実況は勿論、朝から引き続き、    今日はワタクシの受け持つ授業が少ないでお馴染みの理科担当教師、阿部です。    さぁ、両者がダジャモン空間に入りました。 村松:両方頑張れー! 実況:さぁ! 公園でサッカー見てるジジイのような声援がありつつ、    校内トップクラスのバトルがいよいよ開演です!    夏音君はいつも通りウォータードラゴンを召喚!    そして白山君は溜息狼という息を使う狼だ! 解説:ウォータードラゴンはダイナミックな攻撃が得意なことに対し、    スピードとトリッキーな動きが武器の狼ですね。 白山:どうせ夏音は即興によるカウンターだからな、先手を取らせてもらう。    「吐く息」 言葉を「足す意味」 「殺意に」変えて 「まず斬り」 実況:溜息狼が爪でウォータードラゴンに斬りかかった! 解説:スピード型の狼に合わせた、細かく刻む韻ですね。    モンスターとの特徴をシンクロさせることにより、より強力な攻撃が生まれます! 夏音:「まず斬り?」 テメェごときの爪は「丸いし」 実況:爪を無力化! 夏音:「待つ意味」無論「「カウンター勝負」」 テメェの攻撃は「「霞んだぁ! 豪雨」」 実況:向こう側の景色が霞むほどの横殴りの豪雨攻撃だ! 白山:「豪雨」は息で「覆う」 この息は「丈夫」 とりあえず「ロック」 実況:豪雨を息で鍵をした! 解説:白山はネタは勿論、即興も強いですからね、白熱した勝負になりそうです。 白山:この雰囲気は「隠せず」 息は「灼熱」 攻撃力は「格別」 既存の「枠出る」    喰らえ! 灼熱「「吐息」」 オマエのモンスターは炎の「「檻に」」 実況:強力な炎でウォータードラゴンを蒸発させる気だぁっ!
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