第一話 思い出と少女

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「さてと。とりあえず、写真館にでも行こうかな。叔母さんのコーヒー、また飲みたくなったし。こんな酷い顔になっちゃったけど、記念に写真でも撮ってもらおうかな」 「はい! きっと、いい思い出になりますよ」    二人は手を固く結んだまま、ゆっくりと立ち上がった。そうして雲間から陽光が覗く、雨上がりの街に足を踏み出した。 (続)
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