太平洋のタイムフリー

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『……では、早速届いているメッセージを読みますね。ラジオネーム太平洋(たいへいよう)さんからのメッセージです。いつもありがとうございます。』 よっしゃ!採用!! 『いつもありがとうございます』が、ヘビーリスナーの僕にとってこれだけ嬉しいレスポンスはない。 拳を振り上げ空を仰いだ。 雲一つない秋晴れの空。 (つがい)だろうか、カモメが2羽飛んでいる。 ゆりんりんと僕みたいだ。 ふっ……まぁそれは置いといて。 ラジオに集中しろ。 『ゆりんりん、こんにちは。僕がセクシーだと思う人は、ズバリゆりんりんです! あら、私ですか。ありがとうございます。 僕は、ゆりんりんの一語一句発する声にセクシーさを感じます。いつもスマホにイヤホンでゆりんりんの番組を聴いていて、息づかいやちょっとした吐息に萌えています。 へ~、そうですか!嬉しいですね。 こういう仕事をしているので、声には自信あるんですよ。 なのでしっかり聴いて萌えていただいてるなんて光栄ですね。ありがとうございました。 ……では、次のメッセージを……』
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