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「なっ、お前何を勝手に…!」 ティッシュで口周りを拭きながら動揺するこうちゃんを横目にパパは目を見開いて 「お前達もうそういう関係…」 「なわけないだろ!」 こうちゃんは気のせいかほんのり顔を赤らめながらすごい勢いで否定する。 「今日までに進路希望の紙出さなきゃなの。 色々考えたけどやっぱり私こうちゃんのお嫁さんに なりたいと思って。」 うん、それしか考えられない。 「美桜ちゃんがお嫁に来てくれたら言う事ないわ~。 早く孫の顔を見たいし。ねっ、パパ。」 そう言ってお茶の入った湯呑みを持ちながら私の隣に 座るこうちゃんママ。 「そうだな、昔から孝佑も美桜ちゃん大好きだし、 美桜ちゃんさえ良ければこんな有り難い事はないな。」 二人とも満足そうな顔でウンウン頷いてる。
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