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とある朝。 ピンポンピンポンピンポーン! 隣のこうちゃんちのインターフォンを連打し、 勝手にガチャっと玄関を開ける。 「おはようー!お邪魔しまーす!」 勝手知ったるなんとかでバタバタとリビングへと急ぐ。 そして真ん中が磨りガラスになっているリビングの茶色いドアを勢いよく開ける。 「おはよう!」 「あら美桜ちゃんおはよう。早いわね。 朝ご飯食べる?」 こうちゃんママがエプロン姿でお盆に乗せたお味噌汁をダイニングテーブルに運んでるところだった。 ダイニングテーブルには新聞を読んでるこうちゃんパパがいる。 「美桜ちゃんおはよう。どうした?早いね。」 少しぽっちゃりした可愛いこうちゃんパパがこちらに目を向ける。 「こうちゃんパパママおはよう。こうちゃんは?まだ寝てる?」 そう言いながら勝手にパパの隣を陣取る。 「そろそろ起きてくるはずよー。美桜ちゃん見てきてくれる?」 こうちゃんママがそう言った矢先、カチャッとダイニングルームのドアが開いた。
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