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理由?別になくてもいいと思うね。
自分だとは言わずとも暗に人に自慢したい気持ちがあるとかそう言ったこともあるかもしれない?
ああ。
そうね。でももしくはね、その人、その彼はもしかしたら自分の心情を知るためにそうしたっていうこともあるかもしれないわ。
自分の心情を知るため?どういうことだろうね。
わかっているわ。彼は別れることになるとわかっていてもその彼女の事情を知ってもなお付き合ったのは、彼女が単純に好きだからか彼女のためになりたいからか、それともただ関わりたかったからとかそういうことだってことは。でも本当のところその内のどれなのか、それとも他に理由があるものか。それは彼自身わかっていないのかもしれないわね。
そうなのかな。
そういうことがあってもいいでしょう?彼は彼女に関する情報を収集する中でそんなことをするの。
どんなことを?
相手が彼女のことを知らないものならまるでその人が彼女についてのあれこれを聞き出しているかのような会話の持って行き方をして、そして彼は彼女についてを相手に親切に説明するわけ。その意図通りにね。
誘い受けと言われるようなこと?
知ってる?そういうことを繰り返す人って女性から嫌われるらしいわよ。
女性が良く好みそうで実際に多用しているような手法なのに?
それはどうかしら?
それで?
それ以上特にないわ。彼はその女性が誰かと付き合ったものと告げ、それを聞いた聞き手の反応を見るだけ。
そうしたなら?
相手の考えを聞いたりすることで自分の心について知ろうとしたのかもしれないってこと。どうかしら?
そういうこともあるかもしれないね。
ええ、そうかもしれないし、それは実際に付き合う前のことであってもいいの。
その人はその女性を話で聞くだけでまだ付き合ってもいないと。
でも人々の反応がどうあったところでその人、彼はやっぱり彼女と付き合おうとするものなのだと私は思う。彼はそれほど彼女のことが気に入ったのか、それとも彼女と付き合いたいという気持ちはどういう動機や理由なのか解明はできなかったものの、消し去ることもできなかったものだから。
そういう気がするんだね。
ええ。
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