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その間に私も考える。
まさか…寝ている間に無意識に告白していたとか?
もしそうだったら自分ではコントロールできない事象だ。
自分から言った覚えはないはず。
私も目まぐるしく考えながら碧樹の答えを待った。
「え?あれ?無い…かな」
「だよねっ!!あー、びっくりした」
だよね、だよね。
寝言で告白の可能性が否定されて心からほっとしていると、何故か真っ赤な顔をした碧樹が焦って変なことを言い出した。
「え、なんだよそれ。ちょっと待って、あれ?…あー!!わかった、おまえあれだろ」
「なに?」
「あのリハビリの先生だろ。超イケメンの。ナツが言ってたよ。あれ、お姉ちゃんのドストライクだって。まじかよー、あいつかよー」
リハビリの先生?秋月先生の事かな。
確かにイケメンだけど、あの先生には恋人がいる。
小児科で一番可愛いナースともうすぐ結婚すると言っていた。
それに秋月先生がドストライクって、本当にナツが言ったのかな。
だって私のドストライクは、ここに…
まじかよー、あいつかよーと言い続ける碧樹に、わざと冷たい声で言う。
「碧樹、何言ってんの?」
「あーやられた。まじないわー。こんなことなら毎日病院行って見張ってればよかったよ」
「またもぉ、適当なこと言って」
碧樹がそんなセリフを言うなんて。
可笑しいやら照れくさいやらで笑い飛ばしていると、急に真面目な声で言った。
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