3 天才イケメン高校生作家は限定シスコンナルシスト

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
「今回だけだからな!」  なこと言って、毎度やってくれるのは目に見えてる。結局は兄思いだからな。  中身の確認は後ででいい。依香ならちゃんと注文に即したの作っててくれる。 「ありがとな。ちゃんと依香のペンネーム載せるし、原稿料全部渡すから。あと何かおごってやるよ。バイト代出たし」 「ケーキ食べ放題行きたい。それなら結衣も誘えるし喜ぶ」 「あっ、そうだな、かわいい妹にケーキいっぱい食わせてやろう。……言っとくが、かわいい妹って結衣のことだぞ」 「知ってる。あたしは兄貴にそう言われたくないし、むしろ言われないほうがうれしい。こんな限定シスコンナルシストには」 「あっそ。おーい、結衣、兄ちゃん姉ちゃんたちとうまいもん食いに行くぞ~!」  俺は妹を呼びに行った。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!