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コンビニに到着すると、桑島さんのバイクが置いてあった。
私はドキッとした。何故だがわからないけれど、そわそわしていると「ほら行くよー?」と兄に言われ、コンビニへと入っていった。
お店に入ると、桑島さんがいた。
恐る恐る桑島さんに声を掛けると、一瞬睨まれたかと思うぐらい鋭い眼光だったけれど私だと気付くと、いつもの桑島さんの顔になった。
兄が「いっ…いつも妹がお世話になってます!」と桑島さんに緊張気味に挨拶をすると、桑島さんも「お兄さん、いたんだ?」と言いながら、兄に「こちらこそ、いつも助けてもらってますから」と言うと、レジへと並んだ。
やはり桑島さんは、心が読めない。そう思っていると、兄が「あの人が例の桑島さんって人?」と聞いてきた。
私はコクリと頷くと、桑島さんはお店を出ていきタバコを吸い始めた。
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