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その人は僕に向かって言った。
「待つの?待たないの?どっち?」
思わぬ形で選択を急かされた。
「待つにしても待たないにしても彼女の意見を聞いてみないと……」
「そんなんじゃいつか彼女に逃げられちゃうよー!」
「そう言われましても僕一人で決められるようなことでは………」
「とにかく彼女と連絡を取りますんで、お待ちを」
「待つか待たないかを決めるのに、何でこの私が待たないといけないのさー。まったくもう!」
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