第3話 懸念

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「あら、いいわよ。楽しそうじゃない」 「じゃあ今日はもう遅いし寝よう!センパイと佰仟はえっちしちゃ駄目だからね?」 「す、するわけないだろう!」 「あら?あたしは構わないわよ?」 こうして和気藹々と夜は更けていく。 ただ一人浮かない顔をした少女を除いて…… 「…………」 -------------- ----------- -------- ◇ 「う~ん、せんぱいぃ~……そこでっす~…zzz」 「んん…うちに…力を分け与えるでございますぅ~…zzz」 スッ… 暗闇の中、変な寝言を放つ二人を尻目に少女は動き出す。 「…借りるであります」 少女は自身は持っていない機械を女の荷物から拝借する。 それはスマホ、少女が使用するのはこれが初めてだった。 少女は一人、廊下で端末に声をかける。 「こ、こうでありますかね…め、女神様、お初にお目にかかるであります、聞こえるでありますか?」 『ぇぁっ!?は、はい!な、何でありましょう!?き、きらら?さん』 殺と話すのはこれが初めての女神は緊張からか口癖が移っていた。 殺は話しながらも考える。 先ほどは皆にああ言ったものの、悪魔島への不安感は拭えない。     
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