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女はこの男と共に戦いたい、そう考えるようになった。
「あっ…あっ…あっ………セッ…センパい…な、中に出すなんて…酷いっスよ……」
「あ?何か言ったか?」
男は煙草に火をつける。
既に繋がりは離れ、痙攣する女を余所に男は既に下だけ着衣を身につけ窓から見える自然の風景を展望していた。
「………もう」
膣内から溢れ出た精液を拭い取る。
少し不満はあったがこの男には何を言っても無駄だった。
それに…その不満を楽しむ余地も女の性格上にあったのだから。
その男の粗雑さに少し快感も感じていた。
「赤ちゃん出来たら…どうする気っすかー…」
控えめにそんな事を口にしてみる。
「……知るか」
男は興味無さそうに女の方を向かず、そう一蹴した。
「……」むー…
女は口を尖らせる。
確かにこの男に惚れ、狙う女性は多かった。
それにこの男には惚れている女性がいる、それも解ってこうしているのだから文句は言えなかった。
「んな事より俺は村に出るぞ、野暮用があるからな」
「……はぁーい」
バタン
男は女が返事をする前に一瞥もせず部屋から出る。
残された女は下着を履き着ていた上着だけを羽織る。
どうやら男について行く気はないらしい。
ヌッ
「終わったでありますか?」
「んぁぁっ!?びっくりした!」
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