あらすじ(結末を含む)

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あらすじ(結末を含む)

人気急上昇中の新人アイドルである15歳の少女イブキは、怪しげな風貌の悪漢に囲まれ怯えていたところを、ライナスとメイガンの二人に救われる。二人はそれぞれ、放電能力を持つ「ライメイブルー」、バトルスーツに身を包む「ヒートシンク」として活動するスーパーヒーローだった。 イブキは二人に連れられ、彼らのヒーロー活動を支援しているという有名な大富豪バルデス氏のもとを訪れる。バルデス氏は、イブキを襲った男達が邪悪なカルト教団「メフィスト」の信者であり、何らかの理由で彼女自身を狙っていると告げる。ライブを目前に控えたイブキは迫りくる恐怖に怯えながらも、バルデス氏や二人のヒーローを信じ、彼らに護衛を任せることとなった。 同じ頃、腕の立つ傭兵のヘルハウンドは、バルデス氏に依頼されメフィスト教団を探っていた。成り行きで教団の教祖「デーモンゴズ」と対峙する羽目になったハウンドは、強大な力を持った超人である彼の前に苦戦を強いられ、駆けつけた馴染みの警察官シロウに助けられなんとか逃げ延びる。シロウもまたこの街で暗躍するメフィストの動向を追っていたのだった。 仕事終わりにバルデス氏のもとを訪れたイブキは、検査の結果、自分が他人の感情を読み操ることのできるエンパシー能力の持ち主であると知らされる。知らぬ間に周囲の人達やファンの感情を操っていたのではと不安を抱く彼女の前に、メイガンが現れる。幼い頃から他人の怒りや憎悪といった感情を強く感じとってしまうことに思い悩んでいたというイブキに、メイガンはその悩みを受け止め、彼女を励まそうと寄り添った。 バルデス氏のもとへ報告に訪れたハウンドは、一人訓練に励むライナスの姿を目にする。彼はライナスがかつての戦いで恋人を失ったショックから放電能力が衰えてしまい、本来の力を発揮できなくなったことを知り、自身も妻を亡くしていることからライナスに己の姿を重ねる。ハウンドは素っ気ないそぶりを見せながらも、ライナスの力になるべく彼の訓練に付き合うことにした。
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