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だ、だ、だ、だいすきでぇーです。わたたたし、あああなたたのににおいが。ふざけるな! 私は怒りました。伝えるときははっきりいって!
そんなふざけたしゃべり方! 私は嫌い!
でも、彼にとっては、それが精一杯でした。緊張からくるものでした。昔からそうでした。笑われました。ちなみに私も笑いました。
それでも、その感じがいとおしかった。
私は彼に伝えました。あなたもうちょっと痩せて!
そして、その眼鏡を外して、小綺麗な服を着て!
そしたら私、あなたとキスできるかもしれない。
が、が、頑張る。彼は言いました。
一緒に服を買いにいきました。彼にはほとんど似合わなかったけれども、何とか一番似合うものを買いました。 支払いのとき、彼の財布は醜かった。私は彼に財布をプレゼントしました。彼は、泣いて喜びました。私は、恥ずかしかったけど、眼も潤んでしまいました。
10日後、また、彼に会いました。
彼は二、二キ、キロ痩せせたと言いました。
私は、彼のほっぺにキスしました。
その調子、口に指を指し、もうすぐここね。
彼は、照れました。
一月後にあいましょう。私は言いました。
彼はさみしそうな顔で、頷きました。
一月後、いいえ正確には二週間後、会いました。
初めて、口にキスしました。 彼が五、五、キ、キロ痩せた、た、と言ったから。見た目は変わってなかったけど。
次の日また彼に会いました。
私は彼に言いました。「あなたを私でいっぱいにさせてあげる」と。そして、大好きって!
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