ケイルとリモネード

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今の私ってもしかしてあなたになにか利益的なものを受け取っているかもしれないじゃない? そう思うの? 今そう思いはしないけど、後から考えればそうだったなんて気づいたりするのじゃないかなって思っただけ。そういうことってない? ほんのたまになら無いことも無いわね。でも気づいたときにはいつも遅いのよね。そういうのって。 そうでしょう?お礼を告げるタイミングを逃すくらいなら、半信半疑でも口にしておいちゃった方がいいのよきっと。 そうね。賢明な考えだと思うわ。誰からかそううことを教えてもらって思うようにしたのかしらん。 そうすべき時はきっと過去にあったかもしれないものだから。 何か思い出した? さあ。 それで?そこには私に関してどう書かれていたもの? その前にあなたはなぜここにいたのか、それを私に語ってはみたいと思わない? どうせこんな場所で会った仲だし? ええ。もしよければ私についても教えて返すすことができるもの。あなた以外の他の人には言わないようなことだってある。 その代わりと言っては何だけど? ええ。 ほんとうに?その話は本当に私だけが独占させてもらえるものかしら? それは本当。あなた以外には話さないものの、世界であなたにだけは話してあげられることが私にはあるわ。 どうして私なのかしらね。 あなただから。とにかくそういうものなの。じきにわかるかもしれないわ。 それは私次第? ええ。 そう。ならそれに加えてあなたが私に強い興味があるものならそう思って悪いことも無いかもね。 悪いことなんかないわ。 ほら、他人がこちらに向かって自分のことを語って聞かせに来るようなときってものは、たとえそれが一瞬のことであってもなんだか苦痛ではない?わからないかしらねこの気持ち。何が嫌ってこちらは全く興味がないにも関わらず、興味があるような表情をしなければならないのよ。話を聞くだけじゃダメなの。 相手に好感を持っていると見せないといけないものね。気まずくなるのは誰に対してにせよ避けたいもの。でもそういうのって表情に出てしまうものだわ。あなたは相手が垣間見せるそういった感情を見てしまうのが嫌なのかも。 そうね。 私に関してならじゃあ大丈夫よ。 あなたは私が自分の話を自慢げに話すのを聞きたくて仕方ない感じだから?
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