プロット

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プロット 序章  人間とドールの血が混じった少年、佐伯翔斗(さえきかいと)は、夜の街を奔走するクラスメイト、後藤一樹(ごとういつき)を見かける。翔斗は特に彼女と接点があるわけではなかったが、なんとなく彼女の様子が気にかかり、少し後を付けることにした。しばらくして彼女が路地裏に入る様子を見て、翔斗も後ろからのぞき込んだ。そこには、一人の男がいた。パーカーのフードを目深にかぶっていて、顔は見えない。しかし、翔斗は非常に強い既視感を覚える。自分は、もしかしたらこの男を知っているかもしれない。そう思い翔斗が思わず一歩踏み出した瞬間、男の姿がその場から消える。その途端我に返った翔斗は、一樹が自分に気づく前に、とその場から立ち去った。
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