あらすじ

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継ぎ接ぎ達を倒した時、出現した白い綿がカカの胸に取り込まれると、カカの傷は癒え鉄は太く木は固くなった。 最下層に到達した時、カカの体はより強く『綿』以外の担い手と秘宝を奪還していた。 カカを迎えるのは黒いぬいぐるみ達の長。 誰よりも黒く、誰よりも継ぎ接ぎが多く、『綿』の『担い手』となった敵。 『綿』の能力を使う熊を倒した時、呪いを託される。 『お前もいつか捨てられる』 王都に戻り秘宝と担い手と綿を返還すると、カカの体は痩せ細り考える事も話す事もできなくなった。 呪いがカカに力を与える、敵の綿を吸収した時に見えた映像が繰り返し思い出される。 それは牧歌的な日常から捨てられるまで、全ての映像に王が写っていた。 カタコトで王を第一層に呼び出す。 王を問い詰めると躊躇なく全てを語った。 全てはより良い住人を作り出す為だと、その為には迷いなく住人を崖から投げ捨て、最後の表情を見ると。 王に掴みかかるも、か細い腕では組倒すこともできず、逆に投げ飛ばされる。 王が剣を振り上げたとき、担い手達が止める。 極限まで細くした『糸』がカカに繋がっていて、担い手達は全てを聞いていた。 担い手と秘宝を再度取り込んだカカは、迷いなく王を倒す。     
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