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「ひっ……あっ……アアッ……」
筋肉が収縮し
身体が痙攣し始めた。
リズムに山がないから
上り詰めるのに時間がかかる。
「やだっ……イッてるのに……!僕ずっと……!」
その分一度高みを臨めば
終わりなくそこに留まり続ける。
「いやぁ……苦しいっ……ずっと続くのっ……!」
「ああ、そうか。可哀想に」
言葉だけ。
一向に終わらせる気配はない。
「も……やだってば……!」
「気持ちがいいんだろう?」
「けどっ……」
征司の背中に爪を立てる。
僕の声はヒステリーみたいに裏返る。
「俺にこうされるの、おまえ待ってたんだろ?」
昔から稀にこのやり方をする。
多分征司の中でも収拾がつかない時。
「いや。死んじゃう……!」
「大丈夫。ずっとこうしててやるから」
「やあぁっ……」
まるで話が噛み合わない。
征司は僕の唇を塞ぎ糸引くまで口内も犯す。
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