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「そのときは、地の果てまで貴方を追って、殺します」
「…あぁ、約束する。俺が死んでも幸せにする」
「…純義様。馬車の用意はできています。さぁ、お早く…」
「本当に…ありがとう…阿理琴…」
「若紫様…いつまでも…お元気で…」
「えぇ…ありがとう…」
本当に…貴女は美しい…
「貴女にお支えできて…幸せでした…たとえ…短い夢でも…とても嬉しかったんです…ありがとうございました…」
「さようなら…阿理琴…」
「はい。さようなら。若紫様…」
もう二度と会うことはない…
美しい貴女の姿は
もう見れない…
寂しいけれど
それで幸せになっていただけるのなら…
それで…いい…
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