Project ANIMA応募用あらすじ1

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ポヨヨとザギは、魔王が力を蓄えた結果、人間にも干渉できるようになったのではないか、また犯した罪そのものではなく、罪を軸に発生したマイナスの感情が魔獣の力になっているのではないかと仮定する。実際、自分の行為を開き直っていた万引き主婦よりも、保谷の分のお土産を食べてしまった罪悪感に苛まれていた莉里が、それよりも部下への逆恨みの念を抱いていたハラスメントサラリーマンの方が明らかに強かったことから憬も同意。今後の対策を練る中で、飛鳥も同意しつつ、春原市は平和だからこれ以上凶悪な魔獣は出て来ないだろうと楽観視する。 しかしある日、護送中の強盗殺人犯が逃走、春原市に逃げ込んだ可能性が高いというニュースが流れる。 街全体が不安な空気に包まれる中で登校する飛鳥。憬とまさか、と話し合っているとクラスメイトがスマホの電波が入らないことに気付く。外を見ると昼間にも関わらず校舎内は濃霧に包まれており、魔法を使った通信でポヨヨやザギと交信した結果、学校の外からも侵入ができず、また町内の監視カメラの情報から凶悪犯が学校にいる可能性が高いという報道もされていることが分かる。 外と通信できない、外に出られない効果がある魔霧に囲まれ、校内にいる教師たちは全校生徒を体育館に集まるようアナウンスをする。混乱に乗じて校内を歩き回る飛鳥と憬は屋上にたどり着き、凶悪犯の身体を借りた魔王に遭遇する。魔霧の中……魔王の結界の中という不利な状況にも負けずにふたりは変身し、戦いを挑むが戦況は不利で、強制的な変身解除まで追い込まれる。
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