Project ANIMA応募用あらすじ1

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戦いの最中、魔王は、人間は罪を犯さずに生きることができない存在であり、その人間の逃れられない業を有効利用している魔王こそが正しいと嘯く。 憬は、ボロボロになりながらも、確かに人間は過ちや罪を犯すが、その行為は絶対行ってしまうモノではない。もし罪を犯してしまったとしても、人間の心はそこから立ち直り、ヒトとして正しくあるべき方向に立て直すことができると反論し、再びルルに変身。 飛鳥も、自分が魔法少女になった時のことを思い出していた。最初はポヨヨが楽をするために交換条件として魔法少女をやらされていたが、戦いの内、意図せず保護した迷い犬について飼い主に感謝されたり、ルルと出会いふたりで魔法少女として戦うようになり、今まで話すこともなかった憬とも親しくなり、学校生活がより楽しくなった。 自分は自分の心の醜い部分とも向かい合い、乗り越えることでより素晴らしい日々を送れるようになった。人間の心を自分の道具にしか捉えていない魔王になんか絶対に負けない!と発奮し、飛鳥もまた再び変身し、ルルと力を合わせることで魔王に勝利、依り代にされていた凶悪犯を憬が持って来ていた粘着テープで拘束し、霧が晴れて校舎内に突入することができた警察に身柄を引き渡す。勝手に団体行動から抜けるのみならず凶悪犯と対峙までした危険行為を注意されつつも勇気ある行動だと賞賛される。 数日後、進路希望調査の記入用紙が配られる。飛鳥は第一希望の進路に「普通科高校卒業後、警察学校に入学」と記入する。担任教師から大学には行けと説得されるが飛鳥は首を縦に振らない。 進路指導室から戻るなり、憬に理由を聞かれた飛鳥は、「正義の味方は向いてないけど、誰かを守ることなら向いてる気がしてさ」と照れ臭そうに笑う。
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