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「なんか足りない気がする──」
「た、足りないって何がっ!?」
足りない──
マリオがえらく優しく微笑んだシーンがある。
あのコマが一番に気掛かりだ。
「ねえ、晶さん…マリオはどうして後輩から仕事取ってたんだろうね…それも聞いてないの…」
「──…あっ…」
乳首の愛撫をやめて俺は晶さんの下腹部へと指を滑らせた。
「いやっ…」
「いやじゃないよ、痛くてもこんなに濡らすくせに」
指を動かす度に、ピチャピチャと溢れた甘い蜜が音を立てる。
お風呂で刺激してあげた粒はもう十分に硬く小さな尖端を突きだして俺の指先を待っていた。
「マリオは何て言った?」
「──…っ…き、みのためって…っ」
「──……」
君のため…っ…
なる──
晶さんの言葉を聞いて下腹部で遊ばせていた手の動きを止めた。
俺の中で、描いていた相関図に変項が加わる。
晶さん←マリオ
(晶さんにご執心)
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