恋愛に…

20/166
364人が本棚に入れています
本棚に追加
/166ページ
19 左文字さんとは その後、仕事の話もした 左文字さんも 今は彼女がいないと言っていた でも、モテそうだから 直ぐにでも出来そう お腹いっぱいに食べて 飲んで ほろ酔いで お店を出た… 少し足がフラッとしてる私 駄目だ… ちゃんとしないと 隙見せないようにしないとね お酒にだらしがないのも よくないもんね たまたま、左文字さんとは 同じ方面だった 電車に乗ると それなり混雑していて 何故か左文字さんに 腕を引っ張られて 車両の奥に 連れて行かれた 「大丈夫? 朝比奈さん?」 「えっ?…大丈夫ですよ? フフッ、美味しいお酒でした…」 電車がグラっと揺れて その拍子に 左文字さんの胸にすっぽりと 入ってしまった えっ? 私ってば… 左文字さんを見上げると 顔が近くて 酔いもあってか 左文字さんが かなりカッコ良く見えた かぁ… …恋に落ちてる? 私の悪い癖だ… ………
/166ページ

最初のコメントを投稿しよう!