364人が本棚に入れています
本棚に追加
9
私は
上の奴らを
ギャフンと言わせたくて
ひたすら頑張った
色々デザイン考えて
意見を出し合って
メンズ課の男性陣にも
協力してもらった
左文字さんも
ウィメンズ課の女性陣と
頑張っていた
私は柘植部長のデスクに行き
まとめた
デザインに目を通してもらった
「うん!
ヒナちゃん、イイんじゃないか?
ウィメンズ課の方と
合わせて見て
そっちも良ければ
試作品だな。」
「ありがとうございます!!」
ヒナちゃんって
言われるの嫌だけど…
私はお辞儀をして
デスクに戻ると
真栄田課長がやって来た
「辞めるんじゃなかったのか?」
「…今は辞めません!
今回の企画は成功させたいので。」
「そうか?
今回成功すれば、
朝比奈に任せられる仕事が
増えるし…
やりがいが出ると思う。」
真栄田課長が
去ろうとしたので声をかけた
「真栄田課長?
もしかして、会議室の所で
きつく私に言ったのは
やる気を起こさせる為ですか?」
「さぁ?
そうだったかな?」
真栄田課長は
そのまま行ってしまった…
多分…私のこと
気にかけてくれたんだ…
私のこと邪魔と思ってなかったんだ
悪い人じゃないのかも…
………
最初のコメントを投稿しよう!