恋愛に…

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13 着替えてから 控え室を出た所で 真栄田課長が待っていた 「お疲れ様です…」 横を通り過ぎようとしたら 「やれば出来るんだな… 朝比奈は。…はい。」 ペットボトルの ミネラルウォーターを 手渡された 「ありがとうございます…」 私は受け取った 「これが成功すれば、 朝比奈がメンズ課で業績を あげたことになるからな。 自信を持てよ。」 真栄田課長が去って 行こうとしたから 「私…辞めません! この仕事続けます。」 真栄田課長は 振り返り 「そうか? 期待してるからな。」 私は真栄田課長の 後ろ姿を見つめた 心の中で私は 負けない!! 今度は真栄田課長に 褒めてもらうからね!! そう強く思った… 「朝比奈さん!」 後ろから 声をかけられた 振り返ると 左文字さんだった 「お疲れ様です…」 「ごめんな…急遽ステージに立たせて。」 「本当ですよ! 口から心臓が飛び出そうでした。」 嫌味を言うと 「それじゃあ、お詫びしないとな?」 えっ? 誘ってるの? ………
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