恋愛に…

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14 私は冷静を保ちつつ 左文字さんに聞いてみる 「お詫びって、何してくれるんですか?」 「姫の仰せのままに…」 私の前で わざとお辞儀をして ふざけてる… 「プッ…何ですか? それ?私のことからかってるんですか?」 「違うよ…誘ってるって言ったら どうする?」 左文字さんと 目が合うと ドキッとしてしまう… 「またまたぁ… そうやって女の子誘うんですか? モテモテですもんね?」 いつも 左文字さんの周りには女子社員がいる あ…でも、今日は居ないけど… 「…本気って言ったら?」 そう言って 顔が近づいてきた… ドクん… 誰も居ない… 控え室前 居ないけど… いつ人がやって来るか わからないし… 「あ…朝比奈さん 顔赤い!! 社員通用口出た右側にある 駐車場知ってる?」 「…うっ、知ってますけど?」 「片付け終わったら そこで待ってるから… 何かあったら電話して?」 そう言って 私の返事も聞かずに 左文字さんは 行ってしまった… ………
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