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私は俯いた…
そして
小声で言った
「…聞いてません。
だって…私がやりたかったのは
メンズじゃない…」
「朝比奈？
選ばれたんたぞ？
お前が。」
「希望なんて出してません！
…それにリーダーなんて
移動したての私に無理です。
それに…メンズ課は男ばかりで
私…避けられてるし…
女だからって使えないんじゃないかと
思われてますよね？」
私は真栄田課長を睨んだ…
「そんなくだらない理由で
辞表でも出して
ココを辞めるのか？
そんなんじゃ
何処の会社へ行こうが
一緒だ…」
うっ…
確かに
やりたい仕事につけるなんて
そうそうない…
やりたい仕事につけただけでも
有り難いと思わないといけないのだけど…
「よく考えて
辞めるか…続けるか考えろ。
何も朝比奈一人でやれと
言ってない…俺だって
フォローする…
他の奴らだって協力するから大丈夫だ。」
「……」
私は言い返せなかった…
「…はぁ、やる気の無い奴は
仕事しても無駄だ…
今日は帰れ。」
…えっ？
………
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