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小会議室に入ると
向かい合わせに席に着く…
「ねぇ?さっき、真栄田課長と
何を話してた?」
左文字さんは
私より1期上だから年上だ…
見られてたのね…
左文字さんからは
さっきの爽やかさはない…
私が女だから舐められてる?!
何か嫌な感じが漂ってるし…
「はぁ?
何であなたに
言わなきゃならないんですか?
課も違うのに…」
「今回の移動…朝比奈さん
嫌だったんだろ?」
うっ…
気づかれてる
目の前のこの男に
面倒だな…
また説明しなきゃ駄目なの?!
「はい…嫌でした。
これで良いですか?
左文字さんが聞きたいことは
それだけですか?
他になければ
戻ります…」
私が立ち上がって
背を向けると
「そうやって、
逃げるんだ?」
「!!」
頭にくるっ!!
私は振り返って
「逃げる?
そう思われても仕方ないですね…」
「上の奴らを
ギャフンと言わせたくないの?」
私は頭の中で考えた…
「っ…言わせたい!!」
言わせたいよ…勿論!!
どうだ、私だってやれば
出来るんだって!!
「だったら、この企画で
言わせないか?」
…えっ?
………
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