待つ君
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「幸せになってほしいな、姑にいびられることもなく」 「いきなり現実的ね」 控えめに笑った君を僕は見ていた。 「僕も一緒に待つよ」 「本当に?」 「本当に」 待つのは慣れている。 君はいつも最後には僕のもとへ帰ってきた。帰ってくると分かっているのなら、いつまでも待っていられる。 「ずっと待っているよ」 待てなくなる君を僕は待つ。
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