夢現覗く、

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「・・・」  触られたところから熱く燃えるような感覚に包まれる。 「あれ? お前熱あるの? じゃあ寝た方が・・・」 「ちなう・・・熱はなぃから!」 「本当?」 「ほんと・・・ちゃんと起きるから・・・はなして・・・・・・」 「おー」  火照った頬を隠しながら私は起き上がった。 「・・・ばか」 「え? なんか言った?」 「なんでもないもん!」  夢の中の幸せより、夢のような幸せの方が、暖かいことに気付いた。
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