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白い頬を桜色に染めて、欲望をその眼に宿した美園。
キレイだ、と思う。
だから言ってしまう。
「…ああ、ずっと美園の傍にいたい」
手を伸ばし、美園の頬に触れる。
「いるよ、ずっと。お前がイヤだと言っても、絶対に離しはしない」
「ああ。信じてる」
コイツは本当にオレを離しはしないだろう。
もし逃げようとすれば、捕まえて、この邸に閉じ込めてしまう。
そのぐらい、オレのことを愛しているのを知っているから…。
「美園。くれよ、お前をもっと…」
オレからキスをしながら、腰をくねらせる。
「あげるよ、柚季。お前の中に、わたしを」
オレの足を抱え直すと、美園は激しく動き出した。
「ああんっ、イイ…! 美園、もっと!」
中をえぐられる感触に、目眩がするほど気持ち良かった。
美園は片手でオレのペニスを再び擦り出す。
「んんっ…はぁ、あっあっ」
前と後ろ、両方から責められて、頭の中が真っ白になる。
美園のペニスから、先走りの液が溢れ出てくる。
それが外に出て、二人の繋がっている部分から音が生まれる。
ズブズブっ グチュゥ~
ニチャニチャ ズブッ
美園の腰に合わせた水音が、部屋の中に響く。
「あっ、美園っ。もうダメ! イきそぉ!」
「ああ、わたしもだ。一緒にイこう?」
美園の欲望に濡れた声が、耳の中に入れられる。
それだけで頭が痺れるほどの快感が生まれた。
美園の腰と、ペニスを扱く動きが早くなる。
「あっあっ、あああああっ!」
せり上がってくる快感が、頭の天辺から爪先まで満たしていく。
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