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二人の出会い
セックスの後、一緒に風呂に入り、一眠りすることにした。
どーせ今日、祖父と祖母は家にいない。
町内の旅行に行って、帰って来るのは明日だ。
心配だから寄越すと言っていた連絡も、携帯電話の方にするように言ってある。
だから今日は美園の家に泊まるつもりだった。
「はぁ…」
僅かな仮眠の後、オレは眼が覚めてしまった。
隣では幸せそうに、美園が眠っている。
…思い出すこと4年前、オレと美園は出会った。
その時、オレは小学2年生。
夏休みを利用して、一人で祖父の家に泊りに来ていた。
そして一人で散歩をしていたところで、この邸の前に来た。
そこで庭に佇む美園を見つけたのだ。
美園もオレに気付き、お茶に誘った。
その日はお茶を飲んで、お菓子クッキーを食べて、話をして終了。
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