出会いはいきなりやってくる

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12……… 注文していた ラーメンがカウンター前に 置かれて 私たちは 「いただきます!!」っと言い 食べ始めた ズーッ…ズーッ 隣ではユウキが啜って食べてる でも…私、恥ずかしながら 啜れない すると… ユウキが 「なんだよ?モモ、 ラーメン啜れないのか?」 うっ…気づかれた… 「ダメなんです… 息が続かなくて、苦しくなるんです。」 「まぁ…仕方ないな。 わざとかと思った… 啜れるのに啜らない女いるからな」 ズーッ…ズーッ… ユウキはその後黙って食べて 「悪い…タバコ吸いたいから 先に外に出てる…ご馳走さま!」 先にお店の外に出てしまった… 啜った方が早いんだけど ズッ… 啜って見ようとしたけど 難しい… 何とか食べ終わり 「ご馳走様!」と声をかけて 私もお店を後に… ユウキは自分の車の前で タバコをゆっくりと吸っていた 私に気がついて 「おっ!食べ終わったか?」 車の扉を開けて 灰皿にタバコを入れて エンジンをかけた 私は助手席に座わって シートベルトをしめると 車は走り出した 私は住所しか 伝えてないのに 私のアパートがわかった 「仕事上…わかるんだよ。」 と言った 仕事って…宅配便の運転手なのかな? アパートに着くと 「足、気をつけて過せよ?」 と言われて 車に乗り込もうとしたから 「待って! ユウキの連絡先教えて 何かあった時の為に。」 フッ… 「何かあったら 困るけどな?」 そう言いながら LINEを交換した… ………
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