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私が彼女になる！
27………
私は…ドキドキしながら
「…ユウキ、彼女いるの？」
ユウキを見ながら聞く
長い前髪から
私と目を合わせて
「別れた…だから
今はいない…こんな仕事だろ？
心配してな…泣いて、辞めてと
言われたけど…
俺は彼女より仕事をとってしまった…」
「……」
私が黙って俯くと
「何で？お前が
落ち込んでるんだよ？
昔の話だからな！
気にするな…プリン食べよ？」
「私…」
「ん？」
私はユウキの前まで行って
しゃがんで…
ユウキの前髪をかきあげて
真っ直ぐ目を見た…
深呼吸して
「…私がユウキの彼女になる！」
ユウキが驚いた目をする…
「な、何言ってるんだよ？
学生の分際で…」
「ダメなの？彼女になったら？
確かに刑事の仕事は心配だよ…
事件のこととか
どれだけ大変な仕事とかも
わからない…
私がユウキの支えになりたいの。」
「…モモ？本気か？」
私の目を見つめ返す…
「本気だよ…
じゃなきゃ言うわけないよ？」
「いつ仕事になるか
わからない…デートの途中で
仕事になる…
捜査で怪我もする…
耐えられるか？お前に？」
「乗り越えてみせる！
私の愛で！」
プッ…
「お前…いつの時代の奴だよ？
…本当に良いんだな？」
「ユウキは？
…私が彼女でもイイの？」
………
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